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(発行日 2026年2月13日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター

はじめに

税理士  坂部 達夫


 令和8年(西暦2026年)の干支は 丙午(ひのえうま) です。干支は十干・十二支から成り立ち、十干:丙(ひのえ)、十二支:午(うま)の組み合わせとなります。
 丙は十干の3番目で、炎が最も勢いよく燃え上がる状態、明るさ・情熱・表現力・拡大などを象徴し、物事がはっきり表に出て、勢いよく進む年回りと解釈されることが多い「干」です。
 「午」は十二支の7番目で、方角は南、時刻は正午(現在の11時〜13時頃)を指すといわれており、夏の盛りを象徴します。馬(午)は古来より、行動力、速さ、活発さ、社会性の象徴とされ、エネルギーが外へ向かって強く発散する性質を持つと考えられてきました。
 丙午(ひのえうま)特有の解釈として、「火の陽である干 × 火性の強い午」が重なるため、非常に火の気が強い年とされ、変化が激しく、物事が極端に動きやすいので、良くも悪くも勢いが出やすい年と言われてきました。
 さて、国内政治・経済、海外情勢など見ると、うーん、そうか・・・と納得できる年である予感がします。 


 

今月のトピックス

令和7年分確定申告の主な改正点

田中 遥天  植草 眞之介  


1.令和7年度税制改正により、所得税の基礎控除や給与所得控除に関する見直し、特定親族特別控除の創設が行われました。主な変更点は以下の通りです。

①基礎控除の見直し
 令和7年分から、基礎控除額が引き上げられています。合計所得金額が132万円以下の人の基礎控除額は95万円になります。また、合計所得金額132万円超2,350万円以下の人も、基礎控除額が+10万円~+40万円引き上げられています。

②給与所得控除の見直し
 給与所得者には、勤務に伴う必要経費の概算控除として、給与等の収入金額に応じて給与所得控除が定められています。給与等の収入金額が190万円以下の人の給与所得控除額が65万円(改正前55万円~65万円)となりました。

③扶養親族等の所得要件の改正
 基礎控除の改正に伴い、扶養控除等の対象となる扶養親族等の所得要件が改正され、扶養親族の合計所得金額要件が48万円以下から58万円以下となりました。収入金額が給与収入のみの場合、扶養親族等となる給与収入の上限額が103万円以下から123万円以下になりました。

④配偶者控除の見直し
 配偶者の合計所得金額要件が48万円以下から58万円以下となりました。配偶者が給与収入のみの場合、給与等の収入金額が123万円以下ならば配偶者控除が適用され、配偶者の給与等の収入金額が123万円超201万6千円未満の場合、配偶者特別控除の適用となります。
 今回の改正において、扶養控除や配偶者控除の対象となるかの所得要件は48万円から58万円に拡大しましたが、扶養控除や配偶者控除の控除額自体は改正されていません。

⑤特定親族特別控除の創設
 居住者と生計を一にする年齢19歳以上23歳未満の親族で合計所得金額が58万円超123万円以下(給与等の収入金額が123万円超188万円以下)の親族(特定親族)を有する場合には特定親族特別控除を受けられるようになりました。特定親族の年収の増加につれて控除額が段階的に縮小するため、子等の見込み年収額を把握し、どちらが適用されるか確認しましょう。

     
     ※引用元:国税庁ホームページ「No.1177 特定親族特別控除」

 また、これに伴い確定申告書の様式にも変更があり、第一表「所得から差し引かれる金額」に「㉔特定親族特別控除」の欄が追加され、第二表「配偶者や親族に関する事項」に「特親」の欄が追加されました。

2.令和7年度税制改正は令和7年12月1日から施行されることから以下の事例の場合には注意が必要になります。

① 令和7年11月30日以前に令和7年分の準確定申告書を提出している場合
 令和7年12月1日から令和12年12月2日までに更正の請求を行うことにより、令和7年度税制改正による基礎控除の見直し等の適用を受けることができます。
  (注):納税管理人の選任届出書の提出を行ったうえで国内に住所等を有しないこととなった方は通常の確定申告と同様の方法によることとなります。

② 令和6年12月31日以前に非居住者となっていた場合
 令和7年度税制改正による基礎控除の見直しのうち基礎控除額の加算については居住者についてのみ適用されることとなっているため合計所得金額が2,350万円以下の場合でも58万円の所得控除しか受けることができません。

 ※なお、基礎控除額の加算とは所得税法に規定されている基礎控除額58万円に加算される控除額であり、合計所得金額が655万円以下の場合に加算される
  37万円、30万円、10万円、5万円のことを言います。




私のオススメ      「 大谷資料館 」

 
 今回ご紹介したい場所は、宇都宮市にある大谷資料館です。大谷石の採掘場ですが、そこには野球場が入る位の巨大な地下空間が広がっています。坑内の年平均気温は8℃前後だそうで、夏場に実際に足を運んでみると大変涼しく天然のクーラーです。
 天然のクーラーと言ったら鍾乳洞をイメージするかも知れませんが、人工的に垂直に彫られた地下空間は、まるで巨大な地下神殿にも見える圧巻の光景が広がっています。大谷石特有の薄い緑色の岩肌がライトアップされていることで、幻想的にも見え、冒険家の気分を味わえます。
 これだけの面積を採掘した人々の歴史を肌で感じつつ、異空間に浸れます。近くを通ったら是非一度立ち寄ってみて下さい。

大谷資料館 - 大谷石の歴史と巨大地下空間


 

あとがき
 突然の解散からの衆議院総選挙があっという間に終わった。結果は自民党の圧勝・・何かをやってくれそうだという高市さんへの期待が想像した以上に大きく驚いた。国民のために働くのは当然なのだが、ぜひご自身の健康面にも留意して日本を明るくしてほしいものだ。(喜志) 


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