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(発行日 2017年10月6日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター

代表取締役・税理士  坂部 達夫

 遺言というと、内容や日付、署名をすべて自書し、押印のうえ封をして保管する「自筆証書遺言」と、公証人役場に証人2名と出向いて、口述した遺言を公証人に作成してもらう「公正証書遺言」が一般的です。でも、自分の死や財産の分割などを考えるのがおっくうで、先延ばしするケースが多いのも事実です。
 そのような方が、交通事故や災害などに遭い、余命いくばくもない状態になってしまったときに作成できるのが、「危急時遺言」です。これは、意識はあるものの自分では字を書くことができない場合でも、利害関係のない3名に証人となってもらい、遺言を作成することができる制度です。その遺言は20日以内に家庭裁判所に確認してもらう必要があるなどの要件がありますが、ぎりぎりのときでも財産分割の意思を示す方法があるということです。現実にそのようなケースがあり、親族間の大きなトラブルを避けられたという経験をしました。

今月のトピックス

肯定感アップ行動力アップ!できたことノートを実践しよう


発明家、株式会社ネットマン 代表取締役社長  永谷 研一

突然ですが、「皆さんは自分のことが好きですか?」

 こう聞かれると「もちろん自分大好きです!」と自信満々の方や「最近少し自信がなくて私ってダメだなって思う時があります」と正直な心情をいう方もいます。
 自己肯定感とは「自分は大切で価値ある存在だ」と自分で自分を認めている状態です。自分のマイナスな面も含めて自分のことを認めている状態。自己肯定感が高いと、行動力もあり自分らしさを発揮して自信に満ちた状態になります。

 私は、多くの企業に行動定着サービスや組織変革コンサルティングを提供しています。特徴は「ITシステム(日米で特許取得)」を利用すること。ありたい姿や行動計画の振り返りをチームで共有し、相互フィードバックによって行動を習慣化していく手法で、これを「PDCFAサイクル」と言います。12年間で130社約12000人に適用する中で、私は行動や意識が変化するデータを解析してきました。
 PDCFAサイクルのCは振り返り(内省)技術です。毎週一回、行動実践を通じて経験したことを深く振り返ります。4つの要素「@詳しい事実A原因の分析B本音の感情C次なる行動」を盛り込んだ内省文を書き、自己分析する中で自ら気づきを得て最適な行動を見出していきます。

 ところがこの内省文を正しく書けず、反省文や報告文を書いてしまう人がいます。たとえば、「今週はうまくできませんでした。来週からがんばります」といった具合です。これでは自己分析になりません。周りを気にして取りつくろおうという思考では気づくこともありません。また、本音の感情が書けない人も見受けられます。
 私は多くのデータを解析する中で、成長して成果を出せるかどうかは“素直に本音で自分と向き合えているかどうか”が鍵であることを発見しました。そのような人の内省は本音の感情に触れるのを恐れずクリティカル・シンキング(批判的な思考)ができているので「本当はこうやるべきではないか」「次は別の方法を試してみよう」とどんどん新しい行動を発見しているのです。また自己開示もできるので、周りからも支援を受けやすくなります。そしてそのような人は自己肯定感が高い人であることがわかりました。
ではどのようにすれば自己肯定感を高めることができるのでしょうか。

 それには「できたこと」に着目することが効果的です。ところが普段私たちは「できなかったこと」に目が行きがちです。自分にも他者に対しても、ダメなところ失敗したことばかりが気になるのが人間の特性なのです。そこをあえて「できたこと」に着目する手法を習得して実践することが大切なのです。拙著「できたことノート」では、できたことが見つけやすいように3つの視点(Happyメガネ,Numberメガネ,Personメガネ)を紹介しています。
 実は私たちはたくさん「できて」います。それに気づかないだけなのです。自分を少しポジティブにみる習慣が身につけば、次から次へと「できたこと」が見つかってきます。そして「できたこと」を見つけて振り返る習慣が身につくと、前向きな行動をするようになり自分をもっと好きになります。そして周りの人のいいところもたくさん見えてきます。読者の方からは、「自分が好きになり毎日が楽しくなった」「子供のいい面がたくさん見えてきた」「中学校で生徒同士が褒めあうようになった」という嬉しいメールをもらいます。
 「できたことノート」を通じて、自分に自信を持ち可能性を開ける人が増えることを願っています。大丈夫!あなたはすでに「できている」のですから。

 (永谷氏プロフィール)
  

      
 永谷 研一(ながや けんいち)
 発明家、株式会社ネットマン 代表取締役社長
 NPO法人 学習分析学会 副理事長
 情報コミュニケーション学会 評議員

 


1966年静岡県沼津市生まれ。東芝テック、日本ユニシスを経て1999年株式会社ネットマンを設立

2001年より学校教育においてケータイ端末を活用した「アクティブラーニング」を手がけるICT活用教育のパイオニア

・企業向けには行動変容を支援するITシステムを考案・開発し、日米で特許を取得する

・三菱東京 UFJ 銀行や楽天、日立グループなどの企業の人材育成において12000人以上の行動実践データを分析し、目標達成のための行動習慣化メソッド「PDCFAサイクル」を開発、130社に導入される。地元で科学の実験教室のボランティア活動をする4人の父

著書:『絶対に達成する技術』、『人材育成担当者のための 絶対に行動定着させる技術』、『15分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート』『できたこと手帳』等

 

参考

株式会社ネットマン http://netman.co.jp

できたことノート http://dekitakoto.jp

永谷研一公式サイト http://sotogaku.jp

 


 
私の部屋    「 呼吸 」
 ここ最近、肩こりが酷く、なんとなく気持ちの悪い日が続きました。デスクワークの宿命ですが、なんとかしたくて、整骨院に通うことにしました。すると施術中、呼吸の浅さを指摘されました。極度に筋肉が固まったり、姿勢の悪い状態が続くと、肺がうまく膨らまず、呼吸が浅くなるそうです。
 呼吸の浅さは、様々な弊害をもたらします。軽い酸欠状態が続くので、自律神経が乱れ、倦怠感や免疫力の低下を招くそうです。ひどいときには、うつ病の引き金になってしまうこともあるそうです。
 先生曰く、呼吸が浅い人は、健康な人と比べて肺の膨らみが明らかに小さいため、すぐに分かるとのこと。理由が分からず、気分が優れない方がいらっしゃいましたら、呼吸の浅さを疑ってみるといいかもしれません。
あとがき
 この季節になると様々な食物が実ります。先日美容院で、とても甘い栗をご馳走になりました。美容院の先生に「甘い栗の見分け方があるのですか」と尋ねましたら、見分け方ではなく、栗も果物のように食べごろがあるそうです。収穫した栗を冷蔵庫で一か月程保存すると、栗に含まれているアミラーゼが増え、甘い栗に変身するということです。(高田)

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